哲学科のアイツ

 お主、矛盾に向き合いすぎてはおらぬか? 世の中は矛盾だらけなのじゃ。それも含めて世間なのじゃ。お主は少し世間知らずだったようじゃな。となぜか村の長老口調で始まりました。本当にどうしたもんかねえ。何が自分にとって最良の選択なのか、決めかねております。ま、あまり考えすぎちゃいけないんですよ、この手の類いは。時間が解決してくれることもありますからね。焦らないで大丈夫。とは言っても焦る焦る。ゆっくりで良いと言われれば言われるほどこの選択肢で良いのか悩んでしまいます。自分でも分かるくらいの箱入り娘なので、ホラン千秋みたいな生き方に憧れます。ホラン千秋、イキイキしてるな~!

 一度エイヤッと飛び込んで張り切りすぎて怪我したくらい、どうってことないだろう。私もホラン千秋のようにイキイキ出来ていた場所に戻りたい。せっかく見つけた私の居場所なのだから簡単には手放せないよ。でもね、おかしいことだらけなんですよ。突き詰めて考えたら世の中おかしいことだらけですわ。もう突き詰めて考えるのを意識的にやめる位しか方法はありません。でも趣味みたいなもんになってるからな~突き詰めて考えること。哲学科なんて行ってたらえらいことになってますよ。そうそう、哲学科と云えば遠藤周作の『深い河』に出てくるあの神父ですよね。また読み返してみるかね。今は筒井康隆の『残像に口紅を』に夢中なので遠藤周作はお預けです。

 とにかく箱入り娘な自分に辟易なう。もっと泰然としていたいですね。死ぬわけじゃないんだし。私は自身の脆弱性に向き合いながら生きていかねばならぬのだ。自分のコップの許容量を越えない生き方をせねばならぬのだ。模索せよ。何が自分にとって最適か、模索するのじゃ。「動きながら考える」を目標にしたいところです。さすれば何かしら見えてくるでしょう。泰然とね。