家族のカタチ

 み、鳩尾が痛い~。ストレスか!?ストレスなのか!?それにしても毎日寒いですね。私はなかなか外に出る気力が起きず、お部屋でぬくぬくしています。そんな中、部屋で何をしているかというと、読書です。渡辺淳一のベストセラー『鈍感力』を読みながら、自分に足りないのはまさに鈍感力であると確信して落ち込んでいます。このすぐ落ち込む性質も鈍感力とは対極にあります。

 鈍感力とは、多少のことでは動じない、胆の据わった能力であると説かれています。私たちは鈍感と聞くと嘲笑しがちですが、その鈍感力こそがこの世の中をサバイブしていくのに不可欠な要素であるとのこと。失敗から立ち上がるのに時間が掛かる鈍感力のない私は、対極の敏感の部類に入ります。『鈍感力』を読んでいるとこの自らの「敏感さ」に苛立ちを覚えます。だって生きづらいんだもん。昨晩だって10年以上前に親戚に言われた意地悪をふと思い出して悶えたりして、全く阿保らしい。もう過ぎたことにいちいち反応していたら生きていけません。今から身に付けられるかな?「鈍感力」を備えれば無敵な気がする。敏感な自分を労りながら、ゆっくり生きていけたらそれだけで十分な気がします。「あれもこれもではなく、これしかない、で生きる。」これはがん哲学外来の先生の言葉です。 自分の身はひとつしかない。そのなかで何かに熱中できる人は強いと思います。私も「これしかない」と思えるものを見つけられたら良いと思います。それがなかなか難しいのだけれど。今のところは釣りかな。釣りをしているときは釣りに熱中出来るので、他のことを考えずに済みます。

 そんな私の母は鈍感力を持ち合わせた人物である一方、父は私と同じ敏感な体質です。だから父と二人でいると最初は楽しいのですが、次第にお互い暗くなっていってしまうのです。しかしそこに豪胆な母が加わると先程までの重苦しい空気は消え、明るく華やかな時間が訪れます。我が家はこのバランスで何十年とやって来たんだなと思うと、感慨深いです。3人とも敏感力を備えた人物だったらと考えると恐ろしいです。 ナイフのような鋭さは、生きていく上でそんなに必要ないのかもしれません。私は昔から傷付き易く、何事も根に持つ体質なので生きづらいのですが、その性質が自分を苦しめているのだと気付けた今が変わるチャンス!25歳を目前にして、少しずつ思考を変える努力をしてみたいと思います。自分を救えるのは自分だけだから。