あの頃、台湾を追いかけた(2017年台湾旅行紀)

 3泊4日の台湾旅行を無事に終え、早3年。当時の旅行を振り返りつつ、様変わりした世界に思いを馳せています。さて、今回の旅のメインイベントに位置付けていた千と千尋の神隠しの舞台と言われている街、キュウフンは生憎の大雨。しかし隣街のジュップンでの天燈(ランタン)上げが予想以上に楽しかったので大満足です。

 キュウフンはまた次回、挑戦したいと思います。さあ、旅の初日は台湾名物、夜市へ!一番有名で最大級のスケールを誇るのは士林夜市(シーリンイエシー)ですが、私たちは敢えて、地元民が夕食を食べに訪れるローカル色満載の寧夏夜市(ニンシアイエシー)へ。規模は350㍍程の一本道と小さいながらも凝縮されていて、とても楽しめました。

 夜市では台湾風粽や豚レバーのスープ、タコの串刺しやイカの炒め物、カキの玉子焼きに蛤スープ等を堪能。デザートに小豆とピーナッツかき氷を食べ、どちらも甘くて美味。最後に飲んだバナナジュースも、程よい甘さで美味しかったです。しかし店員さんが目の前で引くほど砂糖を入れていたのはご愛嬌。無添加ちゃうんかい! 

 台湾の人は皆親切で、困っていると助けてくれるのでとても助かりました。国民性、ナイス!旅の二日目は、先述した千と千尋の神隠しの舞台、キュウフンとその隣街、ジュップンで天燈上げを満喫しました。天燈上げとは、気球のようなビニールに願い事を書き、そこに火を灯して上空へ上げるイベントです。

 私は全面ピンクで恋愛運上昇を願いました。それぞれの願い事によって天燈の色は異なり、自分たちで選ぶことが出来ます。一番人気は四面が異なる色の、どんな願いにも効くとされている天燈でした。全面ピンクの攻めの姿勢の人間は私くらいでウケちゃった。天燈を選ぶと次はお願い事を墨汁の付いた筆で書きます。四面に書き終わると、ついに上空へ飛ばすのだ。その光景がノスタルジックで感動!願いが届きますように。

 ちなみに私の願い事は「ステキな恋人が出来ますように」と「大切に思える人に出会えますように」という猪突猛進っぷり。あれから3年経ちましたが、残念ながら恋人はいません!?しかし、大切に思える人には出会えたため、全てが報われました。さて、 ジュップンでの時間を存分に堪能したら、お次は雨のキュウフンへ。

 しかし到着した頃には大雨で、とても観光どころではない。足早にメインストリートを走り抜け、お茶屋で休憩。私はジャスミンティー、母はローズレモンティー、父は珈琲を飲み、旅の疲れを癒しました。2日目の旅は専属ドライバーさん付き!ドライバーさんが気の良い方で、楽しい時間を過ごさせて貰いました。

 キュウフンとジュップンを満喫し、ホテルへ戻った頃にはもうクタクタ。しかし夕食が待っています。台湾のシンボルタワー、台北101の85階にある中華料理屋で私の誕生日をお祝いして貰いました。贅沢~!こんなに親不孝ものなのに。そしてもうひとつ。今回の旅で、意外にも英語を話せるという嬉しい発見をしました。大学時代は落ちこぼれだったので自信が持てなかったのですが、いざ話してみると話せるし、聞き取れる。

 注文したサングリアがなかなか来ないので英語で聞いてみたら、丁寧に謝罪され、言葉が通じる喜びを感じました。ホテルでも基本英語なので緊張しましたが、ちゃんと通じて少しだけ自信に繋がりました。私、やれば出来るんだ!旅の2日目はこれにて終了。いよいよ最終日を残すのみ。

 3日目は、エビ釣りと台北101やその周辺でショッピングを楽しみました。エビ釣りは竿に干しエビを付けて、ひたすら当たりが来るのを待つシンプルな遊び。ここも地元民が多かったよ。2時間で計10匹釣りました!面白いのは釣ったエビを自分で調理すること。調理と言ってもエビを洗い、自分で竹串に刺し、あら塩をまぶしてコンロで焼きます。表面が赤くなってきたら焼けたサイン。頭のミソが美味!身もプリプリで美味!楽しいし美味しいし、チェゴ!(最高)

 エビ釣りを終えると地下鉄に乗り、台北101へと戻ります。台湾の切符は電子コインで、おもちゃのように軽くて可愛かったよ。地下鉄は日本の会社が作ったところが多いようで、雰囲気も日本に似ていました。台北101付近にあるショッピングモール、ATT4FUNで家族3人、仲良く洋服を買いました。台湾発ブランドだと喜んでいたのですが、調べてみるとZARAの姉妹ブランドらしく、少し落ち込みましたが。

 今度訪れた際は、台北の原宿、西門町で台湾発ブランドを買いたいところ。ま、ZARAの姉妹ブランドも可愛いから良いけどー。この日の夕食は、台湾一の小籠包人気店、ディンタイフォンで美味しい中華を頂きました。1時間待ちだったのでその間に台北101に登り、夜景を楽しみました。そして戻り、ディンタイフォンで小籠包を堪能。

 池袋の東武にも入っているのですが、やはり本場には敵わない。あなたには敵わない。店員さんもキビキビしているし、圧巻でした。日本のディンタイフォン、もう少し頑張れ!味は良いけど店員の質、もう少し頑張れ!お土産にディンタイフォンのパイナップルケーキを買ったのですが、これもまた美味。程よく柔らかいクッキーに甘く煮たパイナップルが入っているのですが、甘過ぎず、ちょうどよい味でした。

 さてさて、長くなりましたが3泊4日の旅もいよいよおしまい。本場のタピオカミルクティーも飲んでみましたが、タピオカはもちもちで大満足。モデルは飲まないらしいですがね。振り返ってみると、なかなか濃い時間を過ごしていました。

 たった3年で世界は様変わりし、気軽に出国出来る状況ではなくなりました。大切だった人も亡くしました。たった3年、けれど永遠に続くと思っていた世界は、音を立てて崩れ去りました。カラットちゃん、時間を巻き戻せたらどんなに良いでしょうか。でも、二度と戻せないからこそ、輝きを放つのかもしれません。

 その一瞬に全てを懸けろ。一瞬の煌めきのために、全力を尽くせ。全力を尽くしてもだめだったら、それもまた風流。以上、長くなりましたが、これにてさようなら!