嘘も本当も君がいないなら同じ

 ペース配分の計算があまり得意ではない私。いつも試験一ヶ月前くらいになると、のたうち回っています。まだ時間はあるが、ヘラヘラもしていられないわ。することが勉強くらいしかない上、大して熱意もなくなりつつあり、なかなかの煮詰まり具合なり。もう勉強したくないからさ、絶対に一発で受かりたい。不安は勉強量で払拭せよ。振り返るな、諦めるな。

 もう終わりだね。色んなことが終わり、そして始まっていく予感。どこへ続くかまだ分からぬ道でも、きっとそこにあなたがいる。今日はひとつある決断をし、大切なものを手放しました。始めるために終わる。新しい一歩を踏み出すために手放す。きっとその繰り返しなのかもしれない。

 いよいよ春馬くんの最後の姿を収めたドラマが始まるね。私はおそらく観られないと思うけど、ばっちり録画予約。いつかドラマを観ながら、偲べる日が来るかもしれないから。今は録画ばかりして、一向に観る気が起きない。思い出には出来やしない。でも唯一観られるのは、数年前のFNS歌謡祭にて、郷ひろみと「言えないよ」を歌い上げる春馬くんの映像!当時は母上と「春馬の歌い方、爺臭くないかい?」と爆笑した記憶が。春馬、めんご、めんご。

 短髪に革の上着を着こなし、凛々しかったね。「爺臭い」と笑っていられるうちが幸せだった。あの時は幸せだった。君は何事にも一切手を抜かなかったね。時に思い詰めたような眼差しをすることもあったけれど、それもとても魅力的だった。年齢を重ねて、さらに円熟味が増した春馬くん。これからもとても楽しみだった。何で死んじゃったんだ。何で逃げられなかったんだ。何が彼をそんなに追い詰めたんだ。

 まだ見ぬ息子の名前は「春馬」に決めていた私はどうなるのだ。悔しくて悲しくてやるせなくて、のたうち回りたくなる。このやるせなさを勉強にぶつける!とテキストと日々にらめっこの毎日だけど、やっぱりだめかもしれない。歌い方が爺臭いところも大好きだったのに。あとね、この映像で見逃せないのは、郷ひろみが歌っている隣で、春馬くんが感じ入ったような表情で頷くところ。

 そういうところだよ!そういうところが堪らなく好きだけど、それじゃ疲れちゃうよ。もっと気を抜いて、手を抜いても良かったんだよ。それが出来ないから、春馬くんなんだろうけど。あの頷きを見た瞬間、何だか全てが分かったような気がしたんです。綺麗だったね。春馬くんの魂は、とても美しかったはず。その美しさで芸能界に向き合っていたら、それはいつか限界が来る。

 書けば書くほど視界がぼやけ、悲しみに引きずり込まれる。ずっと雨は降り止まず、渇きは癒えることがない気持ちにさせられる。 どんなこともいつかは終わります。終わりが少し早かっただけ、そう思おうとしたけれど、どう頑張っても痛みが消えない。

 誰にも消せない痛みを今宵は誰かに預けたい。ずっと泣き続けるわけにはいかないし、泣いても良いけれど、ひとしきり泣いたら立ち上がらねばならない。好きだ、それだけで引き留めちゃだめだよね。