LIE.

 ジョンハンに「カラットちゃん、もうすぐ会いましょう。」と言われただけで泣けてくる。そうだよ、私はずっと君だけを待っていたんだよ。寂しさから浮気したけれど、やっぱりすごく好きだということを思い知らされる。会えない日の恋しさも、そばにいる愛しさも同じくらいクセになる、と宇多田ヒカルは言うけれど、やはり会えない日の恋しさは耐え難いよ。

 男女間における駆け引きとかさ、焦らすこととかさ、私にはとても苦痛なんだ。そんな苦痛なある種のゲームとも言える世界から抜け出し、いや、もともと属していなかったけれど、さらに遠く離れたところに一人でいた私。そんな私がただ好きなだけでいい、とやっと思えたのがジョンハンなんです。

 世の中のことを広く浅くさらうのではなく、深く、濃く没入したい私にとって、SEVENTEEN、そしてジョンハンの存在は、まさに研究、探究対象に他ならなかったのです。こんなにあどけなく笑うかと思えば、いきなり雄の顔を覗かせ、やはり紛れもなく男性なんだ、と息を飲む瞬間がコンサートでは確かにありました。

 まさに息が止まるくらいの瞬間の連続で、母上によると、初参戦はまさに地蔵そのものだったらしい。私も地蔵の自覚はありました。瞬きを忘れるほどの地蔵感。我ながらウブだなあ、と笑ってしまいますな。楽しかった。本当に楽しかった。もうかつてのようには何も楽しめないし、笑えないんだろうと思っていた私は、自分の頑なさが徐々にほぐれていくのを実感しました。

 そう考えると、私ってすぐに「もうかつてのようには楽しめない。」と途方に暮れるのですが、何かをキッカケに息を吹き返すのです。ならば、今回の絶望感や喪失感は、いつか回復し、かつてのように笑える日が来るのでしょうか。ジョンハンは勿論、パイセンで細々と生き延びようとしていたのも、切実に生きたかった証でしょう。

 「もうすぐ会いましょう。」のたった一言でこんなにも生きる力をもらい、いつもジョンハンがそばにいてくれた喜びを噛み締めるのです。ミンヒョン、暫しお待ちを!!私はお察しの通り、本当に気が多い。

 一人に落ち着いたかと思えば、またすぐに誰かを好きになる。こんな調子で本当に良いのか、時折不安になるけれど、曲がりなりにもヒーヒー生きてきたんだから、これからもきっと大丈夫。大丈夫、全てきっと、うまくいく。