全ては愛任せ

 カラットちゃん、お元気?最近は、近所を散歩するくらいの毎日。お肌も休めたいので、おこもりする日も増えました。昨日はDVDプレーヤーがSEVENTEENの「ODE TO YOU」のDVDを奇跡的に読み込み、久しぶりに観ることが出来たのだ。このコンサートの後、統括リーダーの活動休止や、ジョンハンのめまいなど、ままならない現実に直面したね、私たち。

 そんなことを思いながら観ると、少し泣けました。「またいつか会える」という希望を胸に抱きながら、ジョンハンの三半規管が回復することを祈り、私の行きつけの耳鼻科を紹介したいと意気込み、なかなかハードでしたわ。活動休止もよし、めまいで戦線離脱もよし、全ては生きてこそだよ。「必ずまた会えるから、心配しなくても大丈夫」と自分に言い聞かせていたけれど、内心不安だったよ。

 そしてコロナの到来。なかなか簡単には可愛いそのお顔を拝めなくなって久しいね。ジョンハンは、大切そうに、大事に歌を歌うんです。言葉の一つ一つを掬い取るように歌うんです。その姿に心が洗われました。そして、やはり全ては生きてこそ報われるのだと知りました。どんなに遠く離れても、諦められるはずがないことを知りました。

 どんなに私が悲しくても、ジョンハンはどこかで生きているんです。私の地面は乾かない気がしても、それも全て勝手な思い込みなのかもしれません。あの時、確かに私は生きていたのです。コンサートで時間が交わったあの時、私は生きていました。人の生死は、おそらく私が思っているよりも紙一重のところにあるのでしょう。

 心が限界を感じたら、戦線離脱もよしなんです。一度撤退し、また立て直せばよし。立て直すのに掛かる時間は、気にしなくてよし。そうやって皆、なんとか折り合いをつけ、真っ向から立ち向かう他に道を探すのでしょう。芸能界なんて、はっきり言ってロクなもんじゃない。そこで心身ともにすり減るのなら、牛を育てる道もありなんだよ、ジョンハンくん。

 大切な人が弱っている時、何も出来ない自分を不甲斐なく思った日が、昨日のことのように思い出されます。統括リーダーの不在により、どことなく元気がないジョンハンの写真を見て、胸が締め付けられたあの日。やっぱり一人も欠けちゃならないんだ、彼らは十三人だからこそ、生きていけるのだろうと思いました。十三人だからこそ、どんな道でも歩いて行けるのでしょう。

 アイドル相手に入れ込み、身を案じるあまりにこちらまでままならなくなり、となかなかハードな日々でしたが、皆、元気な顔を見せてくれるようになって、本当によかった。マリウスくんも、芸能界を辞められるなら辞めていいよね。心身ともにすり減りながら続けなきゃ、しがみつかなきゃならない世界なんてないんだから。

 今、しんどい今をやり過ごしたら、後戻り出来ないところまで行ってしまうかもしれない。しんどいのに、苦しいのに笑顔で全てを隠してしまったら、もう後戻りは出来ないんだ。あの時、止まれたらよかった。しんどかったであろうその時に、止めてあげられたらよかった。この夏、悔やんでも悔やみきれない俳優の死に直面し、一人で逝かせてしまったことを考え続けました。

 あんなに笑っていたのに、心は泣いていたんだと思うとさ、悲しくてやりきれないんだ。活動休止させてあげればよかった。身体と心に鞭打って、走り続けなくてもいい。めまいがしたなら休めばいい。好きな人を失うことがこんなにも悲しく、耐え難いことだなんて知らなかったし、知らないまま大人になった方がいい。

 烏滸がましいですが、「もし私が春馬の側にいられたら、死ななくて済んだかもしれない。」と真剣に父上に話したことがあります。すると、「パパもこうして生きてこれたんだから、そう思う。」と言われ、また泣きました。私は本気でジョンハンの側にいたいと思うし、春馬の側にいられたら、彼も死ななくて済んだと思っています。

 「あんたに何が分かるんだい!」「あんたはなんぼのもんじゃい!」と言われればそれまでです。でも、そう思うくらい、お慕いしていました。全ては縁であり、出会うも出会わないも、全ては縁なんです。失ったものを嘆き、出会えなかったことを本気で悔やむ私は、どうかしているのかもしれません。

 大切なことは、今を生きている人を見つめること。もういない人を追い求めるのではなく、今、どこかで息をしているあなたを見つけ出すこと。それだけでいいんだ、きっと。