クリスマスまで待たせないで

 澄んだ青空を見ると、きれいな青色をした愛鳥を思い出します。今頃、大空を駆け回っているのかもしれないね。クリスマスを一緒に過ごしたかった。母が焼いてくれるチキンを食べながら「ピヨジ、仲間を食してごめん!」と笑いたかったな。会いたくてももう会えないけれど、私の心の中にあなたがいる。いついかなる時も。そう考えただけで救われます。

 最近は物欲が無くなってしまい、何を見てもときめかなくなってしまいました。しかし、ピヨジ亡き今、ピヨジのような青色の鮮やかなニットが欲しいなーと物欲復活の兆し。愛鳥は、私の心の元気が無いことを心配しているかもしれませんね。ニュースを見ても気が滅入るし、おまけにピヨジまでいなくなってしまった今、なかなかのピンチです。

 こんなに心がピンチの中、クリスマス到来。時間は待ってはくれないものね。命あるもの、形あるものは、やがていつかは終わります。幸せとは、時間の長さではなく、愛し、愛された深さであると磯崎パイセンが著書に記していました。磯崎パイセンとは、私が初めてインコを飼った際に参考にした飼育書の著者です。パイセンを崇め奉りながらここまで来ましたわ。

 「星になったインコのことをいつまでも忘れないで下さい。」との一文が泣かせますね。みんないつかは辿る道。私だっていつかは星になるし、勿論あなたも。そう考えると、全ての命は巡っています。生きている瞬間、どれだけ深く愛し、愛されたのか。それが全てではないでしょうか。星になったことを必要以上に悲しまず、恐れずにいたいところですね。

 あれだけ愛情深い鳥を失うと、その喪失感は計り知れないものがあります。あまりの寂しさに、亡くなる前日の触れ合いの写真を写真屋さんで数枚印刷。全て写真立てに入れて、部屋に飾りまくりました。両親は「逆に悲しくないか?」と笑いますが、私は沢山甘えてくれた瞬間を永遠に見ていたいのです。そのうちの一枚は硬質ケースに入れて持ち歩くほどなんだからね!

 私ってとても幸せだったよ。