Only you

 カラットちゃん、こんにちは。昨日はペラペラと自分語りをしてしまい、ごめんあそばせ。私のツイートがいつも重めな理由は、過去にあったのだ!というお話でございました。

 友人とも次第に疎遠になり、ひとりは自由で気楽じゃー!と思う反面、誰かと繋がりたくて、ひっそりツイッターを開設。欲しいものはなんでも与えられてきた。私が昔からあまり物をねだらない子どもだったのは、ねだる前に与えられてきたからだと思います。

 なんでも与えられてきた結果、大した苦労を知らずにここまで育ってしまった、という現実に直面。だからシューカツでは全く戦えず、ドロップアウト。自分で自分を褒める、自分を言葉巧みに売り込む、というシューカツのシステムに適応出来ず、それはそれはしんどかった。

 ペラペラ話すやつなんて信用出来ねえ、という価値観で生きていたため、そりゃシューカツには合いませんわ。根本が違う。だからこれからシューカツに臨むカラットちゃんは、馬鹿馬鹿しかったら、しがみつく必要は一切ないよ。

 しがみつかなければならない仕事なんて、本当はないのかもしれない。「ここしかない」「これしかない」という状況は、おそらく幻想です。視野が狭くなると、ここにしがみつかなければ死ぬしかない、という考えに追い込まれがち。でも本当はそんなことありません。

 どれだけ打ちのめされ、自信を喪失しても、時間が癒してくれます。時はいつの日にも、親切な友だちですよ。私は立ち直るまでに数年を要しました。その間に色んなことがあったけれど、より思索に耽るようになり、そんな自分も嫌いではありません。

 より難しく、より面倒な人間になった気がしないでもないですが、全ては必然だったとさえ思います。「私にはこんな良いところがあります!」「私はよく○○だと言われます!」よくもこんなことが言えるな。

 反吐が出るぜ。と毒づいていたら、知らぬ間に社会から取り残される羽目に。私は!私は!と主張し、グイグイ進むのもひとつの生き方でしょう。でも、世の中はそんな薄っぺらいものではない。

 思考をすることを諦めない者だけが辿り着ける世界もあるはず。まだ巡り合っていないだけ。そう思います。私は考え抜くことを諦めたくない。後悔しないためのただひとつの方法は、考え抜くことだけだと信じています。

 総じて、思索に耽りがちの人間というものは目立たないでしょう。ひとりの世界に没頭するため、目立つことに重きを置いていないというのか、ひっそりと息をして暮らしているように思います。

 だから誰にも出会わない。出会いのチャンスを掴み損ねているのかもしれない。ひとりだと自由で余裕、と感じていても、どこかで誰かと巡り合うことを切望しています。だから閉じられた世界から一歩踏み出すために、ツイッターを始めたりなんかしてさ。

 全くいじらしいなあ!ツイッターとブログに音楽、そして両親が私の拠り所であり、それはこれからも変わることがないでしょう。少しずつ拠り所を増やし、いや、もう十分では?と思いつつも、繋がることを諦めない。 

 裏切られても信じ続ける。その姿勢が求められている気がします。信じた先に見える世界が美しいことを願って。