癒せない傷なんてない

 最近はろくに勉強もせず、ブログばかり書いています。書けども書けども満ち足りず、空白が生まれるばかりで途方に暮れてしまうお年頃。試験が近づいてくる。近づけば近づくほど、焦りとともに諦めが生まれる。

 不安は勉強量で払拭せよ。これだけ頑張ったんだから、その頑張りは裏切らないと。自分で自分にしてあげられることは、最後まで全力を尽くすことしかない。もがいて、足掻いて、最後に合格を掴み取れ。自分のために。

 何だか創作意欲と言いますか、ポエムなら永遠に紡げる気がする。小説家にはなれないけれど、ポエム家ならなれる。書けども書けども寂しさは消えず、余計に袋小路に入るんだけど、それでも何か書かないと身が持たぬ。

 昔もこんな時があったよ。確かジョンハンを初めてお目にかかった後だ。心からお慕いし、彼の幸せを願ってやまなかったあの頃。ジョンハンだけを信じて、見つめていたあの頃。時の流れに身を任せ、水が流れるように生きていきたい。

 ジョンハンは本当に良いことを言うね。谷川俊太郎より心に響く。どんなに悲しくても朝は訪れるし、また勉強漬けの日々を送らなきゃいけないことは分かっている。でもどうしても気が向かない。すぐにポエムを吐き出したくなる。

 自分ばかりが傷つき、立ち尽くしている錯覚に襲われる。本当はそんなことないのに。どうしたら立ち直れるのだろうか。進むも地獄、退くも地獄でござる。もうすぐ28歳だよ。結局何者にもなれなかった。

  周りからの期待に応えようと意気込み、派手に転んでしまったという悲しみが消えぬ。今まで頑張ってきたんだから、これからも頑張れるはず、とまた自分に負荷を掛けた。誰にも頼まれていないのに、自分の尊厳のためだけに走り続けた気がする。

 知能が落ちた気がして勉強ばかりしているけど、結局何者にもなれないよ。何者かになんてなりたくない。ただ、何かしていないと不安で仕方ない。その割にテキストに向かうことを避けている。全ては自分のため。

 自分に投資し、付加価値を高めよ。何者でもない私になるために。皆、そんなに頑張ってないよ、きっと。付加価値を高めないと不安で仕方なくなるくらいなら、いっそのこと全てを手放せ。世界は私が思うより深く、広く、そして優しいはず。