ただいま、子ども部屋おばさんとしてお部屋の電気を暗くして、パイセンのアルバムを聴きながらこのブログを書いています。昔から試験の後は体調不良に見舞われていました。試験中は持ちこたえるのですが、終了と共に電池切れ。
中高時代は電池が切れたまま、「試験のお疲れさん会だー!」と家族で温泉旅行に行くのが恒例でした。しかし私はいつも体調不良で、せっかくのカニも満足に食べられなかったのさ。
己の虚弱体質と言うのか、根詰めすぎる性質を不甲斐なく思いました。試験中は何とか持ちこたえるんだよね。不思議。今回の試験は、試験中に前の席のおばはんが体調不良で戻しそうな素振りをしながら何度も席を立ち、ウザかったー。
しかし試験中に何度も席を外すのってアリなん?一回席を立ったら、即アウトにせなあかんのちゃう?緩すぎる。自己管理の出来ないおばはんなんて即刻退場じゃ!何回も戻しそうな素振りを見せるため、「ヒィ…」と血の気が引きました。いやだったよね。心からいやだったよね。
ま、隣の席のおばはんもさ、共用の鞄置き場を一人で占領しておいて全く悪びれないため、私の荷物は全て床に置いてやりましたよ。ろくなBBAがいない。おまけに皆どことなく辛気くさい。
試験に落ちたため、恨み節が炸裂してしまいますが、残念ながら総じて覇気がないのよ。私が落ちて、辛気くさいおばはんが受かっているのかもと考えたら発狂しそうよ。ハングル検定の時も、伊藤若冲のクリアファイルを置いて席を外し、戻ったら見知らぬ○タが何食わぬ顔で私の席に座っていました。
一瞬、教室を間違えたか?と焦りましたが、どう見ても私のファイルが置いてあるため「すいません、ここに座っていたのですが。」と切り出すと、「そうなんですか?」と謝りもせず、ふてぶてしく荷物を片付け始めたのです。
そして通路を挟んだ私の隣の席に何食わぬ顔で移動したので、「コイツは人間の振りをした、ただの○タに過ぎない」と何とか殺意を静めました。○タに何を言っても無駄であり、「一言謝れ!!わてのファイルが見えへんのか!!」と胸ぐらを掴むわけにも行かず、やり場のない怒りを抱えたまま試験開始。
最初のリスニングは精神が統一出来なかったせいか、しっかり2問間違えましたわ。○タに席を取られる、という経験をした私は、隣の席のおばはんが荷物をどかしてくれなくても、前の席のおばはんが戻しそうな素振りを見せようとも、あまり動揺しなくなりました。
○タ、ありがとう!腹立たしいですが、周りの人間は残念ながら選べません。変なおばはんに囲まれても、やるしかないのです。ハングル検定の時は○タが逆ギレしていたため、「おい、やんのか?」と一触即発でしたが、試験前に殴り合うわけにも行かず、ネネちゃんのうさぎのぬいぐるみがあればな。
精神を統一する、ということは試験においても、人生においてもっとも重要で、実に難しいことだと思います。他人に心を乱され、夜も眠れないのだとしたら、実にもったいない。私は昔放送していた「電池が切れるまで」というドラマが好きでした。確か小児病棟のお話だったかな。
私たちは与えられた電池が切れるまで生きなきゃいけないんだよ。彼女たちは、自分の意思とは関係なく、いつかその電池が切れてしまうのだから。でも、君の電池ももう限界だったんだね。何で死んじゃったんだ、と考え続け、眠ることが難しい日がある私は、残念ながら精神の統一に失敗しています。
私たちに与えられた電池、すなわちキャパシティーとも言えるものは千差万別であり、キャパシティーを越えると、どうにも立ち行かなくなるのが人間なんだろう。何であんなに笑わせてしまったんだろうか。あの笑顔が大好きだったのに、もし心で泣いていたのだとしたら、本当にかわいそうなことをしました。
ハッ!おばはんを罵倒していたはずが、いつの間にか彼の話になっている!皆さん、ごめんなさいね。私こそいつまでもメソメソ、辛気くさくてごめんなさいね。