悲しくて悲しくて仕方なくて、とても良い演技なだけに、余計悲しみが降り積もる。私は廃人まっしぐらだよ。泣いてばかりで嗚咽してさ、春馬、本当にどうしてくれるんだ。いわゆる福田組?というのか、福田雄一監督の作品には詳しくなく、どちらかと言うと避けていた傾向にありましたが、春馬も福田組の一員だったんだね。
こんなに好きなのに、勝手に死ぬなんて許せないよ。許しがたい。そして、こんなに魅力的な人を永遠に失った事実に打ちのめされるのです。「何で死んじゃったんだ」と「何で救えなかったんだ」という気持ちが入り乱れ、とてもじゃないけど平静を保てぬ。
カズオ・イシグロ原作の『わたしを離さないで』のドラマ版にも出演していた春馬。こちらでも素晴らしい演技を見せてくれたため、原作も読み終わったし、そろそろDVDボックスを買いますか、なんて考えていました。
内容が内容なだけに、そして三浦春馬が出演している作品は全て避けていますが、意を決して観てみたいと思ったのが「わたしを離さないで」です。そのためには少しでも春馬耐性をつけておこう、と思った私は本日WOWOWで放送された「銀魂2」を観てみたのです。
ギャグ映画か、と思うと意外に冷静に観られましたが、春馬、あんたは演技が上手すぎる。後半は泣きっぱなしでしたわ。春馬耐性なんてとてもじゃないけどつけられる筈もなく、己の浅はかさにまたまた悲しくなりました。「銀魂2」では銀縁の眼鏡を掛けていた春馬よ。
眼鏡姿は春馬だけど春馬じゃない気がして、途中までは冷静に観られました。しかし、物語も終盤に差し掛かり、春馬の眼鏡が取れた瞬間、「春馬だ…」と絶句して、おいおいと泣きました。眼鏡の有無でここまで動揺し、泣き崩れるとは我ながら思っておらず、実は今も泣いています。てへ。
春馬、守ってあげられなくてごめんね。お前ごときに何が出来るんだと私も思うけど、少なくとも愛していたことは分かって欲しい。春馬の人生は終わっても、私の人生は続くんだよ。勝手に幕引きなんて、余りにもずるい。
私の中では誰よりも誠実で、誰よりもハンサムで、誰よりも精悍だったよ。死ななくてもよかったのに、と思うと何とか時を戻せないか、との考えに行き着く。まだ見ぬ息子の名前は必ず「春馬」にするから、待ってなさい、まだ見ぬ息子よ。