さて、今日はしっかり朝食を取り、エネルギー補給はバッチリ。その後は子供部屋おばさんらしく、子供部屋をきれいに掃除し、ついでに小物を断捨離。お次は、愛用しているシルバーの華奢なリングやネックレスの手入れと、靴下の整理整頓もしました。
洋服に鞄に靴、そして帽子やマフラー、伊達メガネといかんせん物が多い。さすがにもういらん、と最近は節制していますが、やっぱりほちいよね。物がほちいのは、生きている証だよね、とついつい自分を甘やかしてしまいそうだ。
一時期とりつかれたように断捨離していた時期がありましたが、何だかそれも味気ないよ。味気ないよ、こんまりパイセン!パイセンを基本的に信用していないこの私が、あれだけ断捨離に勤しんだのは、きっと何かしていないと自分を保てない気がしたからでしょう。
物ぐらい捨てないと、何となく生きていて申し訳ない気がしたからでしょう。断捨離の本でも読むかー、と本屋へ行き、確か『服を買うなら捨てろ』というようなタイトルの一冊を見つけました。ふむふむ、と読んでみて、著者の写真を見たら、「お前が言うんかい!」といったおばはんでげんなり。
ただの悪口で申し訳ないのですが、こんなおばはんに踊らされて捨てるんか?と全てが馬鹿馬鹿しくなりました。いや、そもそも捨てるなら買わなきゃいいし、大量生産も止めればいいし、方法はいくらでもあるんですよ。個人の消費観は様々で、そこにおばはんがズケズケ入り込むのは、正直余計なお世話じゃない?との思いに至りました。
「ありがとう」と言って捨てましょう♪とこんまりパイセンは言いますが、捨てるな。捨てるくらいなら買うな、という結論しか導けないので、私は買ったからには大切に、そして何度も着よう、と誓いました。アフリカの子どもに寄付しよう、という考え方も何だかしっくり来ないしさ。
どうせ寄付するからバンバン買って、バンバン捨てよう、と思っているのだとしたら、それはアフリカの子どもに余りにも失礼でござる。アフリカの子どもは、あんたの要らなくなった洋服の回収係じゃないんですよ。そもそも社会の仕組みから変えなきゃどうしようもない。
先進国と呼ばれる国が発展途上国から搾り取り、その皺寄せが全てバングラデシュの縫製工場やアフリカの子どもに行っているのだとしたら、「ありがとう♪」と言って捨ててる場合じゃないんですよ。ハッ!つい熱くなってしまった!本当に気に入ったものだけを買って、そして出来るだけいいものを買って、長く、大切に着ればいいんですよ。
春馬、やはり『日本製』よ。あんたはいつも正しい。正しすぎた。悲しいから本はいまだに買っていませんが、春馬の言わんとしていることはよく分かる。必ず、必ず読むからもう少し待っていてね。私も昔から日本製にこだわっていて、メイドインジャパンには誇りを持っていました。奇遇だね、春馬。
何でもかんでも捨てろ、捨てろってさ、ものを大切にして、そしてものがどうやって作られ、手元に届くに至ったのか、そこに思いを馳せられる人間にならなければ話になりませんよ。春馬の『日本製』はボリュームがすごくて、読む前からその熱量に圧倒されていますが、あんたは実に立派です。これまでも、これからも。